(adsbygoogle=window.adsbygoogle||[]).push({}); ジブリアニメは日本の誇れるアニメとして老若男女、問わず親しまれている。それゆえに映画公開のたびに多くの注目を集めるのはもちろん、日テレの「金曜ロードショー」でも頻繁に放送されている。, ジブリの人気作品「天空の城ラピュタ」では、テレビ放映が決まる度に「バルス祭り」と騒がれるほど…そんな中、「崖の上のポニョ」のテレビ放送は今後されないと都市伝説になっている。, ストーリー上で津波の描写がリアルに描かれているために、2011年の東日本大震災を連想させてしまうことが主な理由である。, 現に2011年7月の「東京スポーツ」にて、ポニョは日テレで放映禁止になっていることを明かした。, フィクションではあるものの、津波のシーンがあるポニョを放送するのは正直、心中穏やかではないということだ。, サザンオールスターズの代表曲である「TSUNAMI」もこの地震を機に、桑田圭介氏自身もしばらく公で歌うのを自粛したほどだ。, さすがに2011年内は、人気のポニョも放送規制せざるを得なかったのだろう。そして、2012年8月には「崖の上のポニョ」のテレビ放映が解禁された。, だが、一回目(前回)は29.8%と高視聴率を叩き出したものの、この際の視聴率は16.4%と大幅に下がってしまった。やはり津波の影響が大きいのだろうか?, この点も、ポニョのテレビ放映が減っていくとされる都市伝説の理由になるだろう。ちなみにジブリで最高視聴率を記録したのは「千と千尋の神隠し」で46.9%。, 津波の後のそうすけ達の町は水没し、絶滅した海の生き物がたくさん現れる。都市伝説では古代魚が突然現れた理由として、ポニョが人間になるために「海の生命の源」をすべて解放したためだとされている。, そうすけとポニョの「古代魚だ!」「あれ、ボトリオレピスだよ!」という会話はなんともシュール。古代生物がいるという非現実的な出来事を驚かない純粋な子供ならではの反応である。, これらはデボン紀の水中生物であり、ボトリオレピスとデプノリンクスは実際に生息していたようだ。, しかし最後に出てくる「デボネンクス」は監督の創り出した架空生物。宮崎氏はこの生物に対して「いったんもめんでしょう」と、何とも言えないコメントをしている。, また、宮崎氏がもっとも力を入れたのが波の躍動感。魔法で生き物のように力強く動く”水魚”と名付けられる波は、生き物のように押し寄せる波のイメージを分かりやすく表現している。, 都市伝説のように古代魚の出現にも深い意味がありそうだが、すべて手書きで描かれる生き物達はどこか可愛らしく愛着が湧く。そんなユニークな温かみも「ポニョの魅力」なのだ。, 宮崎氏は以前、ディズニーの「ファンタジア2000」を見た際に「惜しい。自分だったらフラミンゴが踊る水面下に沈んだ街を描くのに」と述べたことがあったそうだ。, 確かに宮崎駿の作品は「水に沈んだ街」を登場させることが多い。その水はいずれも濁った水ではなく、綺麗で透明に澄んだものだ。, そのため、ポニョでは津波が起きて街がまるまる沈んでしまうというのに、ナゼか悲しむ住民は一人も描かれていない。, 監督曰く「津波は人の心を綺麗にする不思議な魔法」であり、悲壮感漂うものとしてではなく、非現実的でワクワクするものなのだ。, この表現がポニョの神秘的世界観を生み出している。東日本大震災の影響もあり、津波は「破壊的で恐ろしい」というイメージが一般的となった。, しかし崖の上のポニョの都市伝説をまとめてみると、そんな自然の恐怖を描いているわけではなく、海の神秘的な世界を純粋に描いていたことが分かる。, 完全オリジナルの「崖の上のポニョ」。そんな監督の自由な発想がダイレクトに伝わる作品である。. TV・CM・映画 2008年7月19日公開。宮崎駿の長編映画第10作。原作、脚本、監督全てが宮崎駿となる作品は第8作の「千と千尋の神隠し」以来の7年ぶりの作品となります。制作当初はコンピューターグラフィック(CG)などを使うことも検討していましたが、『人間が手で描く』というアニメーションの根源にこだわり、『手書き』で作画したため絵のタッチは素朴なものになり、従来とは違う新しい表現方法が用いられています。とくに『海の波』の描写にはこだわったといわれています。, また話の構成は、オーソドックスな起承転結があるストーリーではなく、伏線をとくに張らずに勢いよく話が進んでいます。そのため、天変地異がおこっても詳しく説明されることはなく、全体的に不明な点が多く残ったまま物語が完結します。実は宮崎駿の作品は、「もののけ姫」で万人ウケするストーリーを作ることはやりきったため、「千と千尋の神隠し」以降は作風をかなり変えており、ストーリーの一貫性を放棄したものもあえて用いたりしています。「崖の上のポニョ」もその一つで、宮崎駿自身『僕はもう既成の起承転結のよくできたストーリーの映画なんか作りたくない』や『自分の作品の大衆性が低くなっている』と発言したりしました。そのように大衆性が低いといっているにも関わらず、結果は興行収入は155億円、観客動員数1200万人以上という大ヒット作品となっています。, 「ハウルの動く城」の制作後の2004年11月に社員旅行で訪れた瀬戸内海の港町である「広島県福山市鞆の浦」を宮崎駿はとても気に入り、次回作のイメージを膨らませるための準備として2005年の春に再度、鞆の浦に2ヶ月間滞在しました。さらに2006年の夏にも、単身でこもりました。鞆の浦には「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されたほどの美しい景色が広がるため、宮崎駿はこの鞆の浦の景色より「崖の上のポニョ」のカギを握る壮大な波のシーンのヒントを得ました。, またメイキング映像『ポニョはこうして生まれた 宮崎駿の思考過程』で様々な裏話が紹介されており、宮崎駿のプロフェッショナルさが紹介されています。宮崎駿は監督なのに、原画を描いて、原画チェックして、納得いくまでカットを修正して…と膨大な仕事をこだわり進めていたら、当初は8月中には仕上がる予定だった絵コンテが10月になっても完成していない、結局翌年の1月にようやく完成。絵コンテができ、ようやく制作開始できるとなったら、『ほとんど動きはない』としていたのに、アクションシーンが多数追加されていたり、と制作現場が想像以上にドタバタしていたことが明らかになっています。, しかし、鈴木敏夫いわく、宮崎駿の制作はいつもこんなものと淡々と語ります。最終的にはコンピューターグラフィックスを使わず手書きで全て作画したので、上映時間が短いにもかかわらず、作画枚数はジブリシリーズで1番という結果になりました。, 魚の女の子「ポニョ」は家出し、クラゲに乗って海岸へやってきます。空き瓶に頭が挟まってしまったところ、保育園児の「宗介」に助けられます。宗介は魚のポニョが好きになり、ポニョも宗介のことが好きになります。しかし、魔法使いの父「フジモト」により、ポニョは海の中へと連れ戻されてしまいます。人間のことをよく思っていないフジモトは、人間の世界を滅ぼすため井戸に『命の水』を蓄えていました。, 「宗介に会いたい」「人間になりたい」と願うポニョは再び家出を試みますが、そのとき偶然に井戸の命の水に海水を注ぎこんでしまいます。海水と反応した命の水がポニョの周りに溢れ出し、命の水の魔力によりポニョは人間の姿へと変わります。危険な力を持つ命の水は激しい嵐を呼び起こしてしまい、ポニョは津波と一緒に宗介に会いに行きます。ポニョが宗介に会えたとき、宗介は魚のポニョが女の子の正体とすぐに気づき、家に招き入れます。, 一方でフジモトは命の水の影響で世界が破滅してしまうと頭を抱えていたところ、海の女神であるポニョの母親は、ポニョを人間にする古い魔法を使えば、ポニョの持ってしまった魔力を封印することができると助言します。その魔法を使うには、宗介がポニョのことが好きであることとポニョが魔法を捨てることが条件になり、失敗した場合ポニョが泡になってしまう恐ろしい魔法でした。それでも二人の気持ちが揺るがないと信じ、ポニョの母親は古い魔法を使い世界を救おうとします。その結果は…, 宮崎駿は当初の構想ではカエルの子が人間になるストーリーを検討していましたが、絵に描いた際に宮崎駿自身の想像の範囲内のものしか書けなかったため魚に変わりました。『ネジをきりきりと巻いて動き出すようなブリキのカエルが、もしいいキャラクターとして描けていれば、全然違うストーリーになった』と宮崎駿は語っています。, 宮崎駿の息子の宮崎吾朗をモデルとしていましたが、話が進むとスタッフの息子をモデルにするようになり、複数人の人物が宗介に投影されたといわれています。とくに折り紙のシーンはスタッフの息子さんが遊びに来た時のエピソードそのままとか。, 冒頭でも述べましたが、宮崎駿が力を入れたのが生き物のような『海の波』の表現です。波を巨大な魚と見立てて圧倒的なボリューム感で迫力満点に描かれていますが、実は前作の「ハウルの動く城」で宮崎駿は『炎』を描くことに非常にこだわっていました。生き物のような『炎』を描き、大ヒットしたにも関わらず、宮崎駿は次は『水』と意気込み、「崖の上のポニョ」の構想が決まったようです。, 宮崎駿が「崖の上のポニョ」を創作するにあたり、「広島県福山市鞆の浦」に単身でこもったときに、宮崎駿の妻がその行動を許す条件が実にユニークで、その条件は「生きてる証拠として、毎日絵手紙を出すこと」だったといわれています。メールや携帯電話などの技術が進む現代社会で手紙を選ぶあたりに、天才宮崎駿の妻と感じさせられます。, 宮崎駿と鈴木敏夫は『子供が大きな声を出して歌える歌を作ってください』と音楽担当の久石譲にお願いしたところ、久石譲はその場でサビの部分のメロディーがふっと浮かび、忘れ無いように慌ててトイレに行って、譜面にしてメモを取ったそうです。まさしく天才といえるエピソードです。, 「崖の上のポニョ」でよく言われている都市伝説が、登場人物たちはあの津波で実は死んでいた、というものです。根拠として、老人ホームの年寄りたちが海の中なのに息をしてるし、車椅子だった筈なのに元気に歩いていたりするためです。また宮崎駿や鈴木敏夫だけでなく、音楽を担当している久石譲も輪廻をどう表現するかと死後の世界について触れているため、このような都市伝説が生まれました。, いかがでしたか?崖の上のポニョには、子供向けの内容と思いきや、結構深い思想もはいった難しいお話だったことが伝わればと思います。物語の捉え方は人によって異なりますが、あなたはどのように崖の上のポニョを楽しんでいますか?, 実は宮崎駿監督の作品が1つのDVD・BLになっているって知っていました?マニアならぜひ検討してみてください!, BatQue(バトクエ)は、この世界のハッキリしていないことに、あなたの投票で決着をつけるアンケートサイトです。あなたが作ったアンケートにみんなが答えたり、気になるアンケートに投票したりしよう!.