「退職届」とは、会社に対して一方的に「退職します」と宣言するものです。一方で「退職願」とは、社員が会社に「退職させてください」と願い出るものです。退職願は会社の承諾が必要ですので、退職時は「退職届け」を提出しましょう。, などを、上司との間で決めて、計画的に行動していきましょう。また、引き継ぎの業務などと並行して、これまでにお世話になった社内の人に、挨拶回りをしましょう。, このとき、職場でのいじめの加害者にも、建前上は挨拶するべきです。なぜなら、その人に退職することを伝えなくても、必ず耳に入ることになりますし、完全に会社を退職するまでは、下手に感情を逆撫でして、いじめが過激になるようなことを避けるべきだからです。, ただし、あなたのいじめ(パワハラ)の上司も加担している場合、退職手続き提出後において、, あなたは、有給休暇について、「会社からの許可がないと取得できない」と勘違いをしていませんか?, しかし、実は、法律上有給休暇は社員が申請すれば、無条件で取得することができます。社員は会社に理由を言う必要もありません。, 法律上、社員には以下の日数の有給休暇が付与されますので、退職時に残っている日数があれば、会社に申請してすべて消化しておくことをおすすめします。, 直属の上司からいじめられている場合、退職時に有給休暇の消化を拒否される可能性もあります。しかし、有給休暇の申請を会社は原則断ることができませんので、堂々と申請してすべての日数を消化して、退職しましょう。, 会社で退職手続きを進める中で、会社から「離職票」を受け取ります。会社からいじめ(パワハラ)を受けていた場合、離職票に「自己都合退職」と書かれていても、「会社都合退職」扱いにして、失業保険を有利に受給することができます。, 失業保険とは、次の会社に入社するまでの一定の期間、一定額のお金を国からもらうことができる制度です。, 失業保険は、自己都合で退職した場合は「自己都合退職」、会社都合で退職を余儀なくされた場合は「会社都合退職」として扱われます。そして、このどちらの扱いになるかによって、失業保険の受給できる条件や期間などが変わってきます。, 実は、自分から会社を辞め、離職票に「自己都合退職」と記載されていた場合であっても、いじめ(パワハラ)を理由に退職した場合は「会社都合退職」扱いにできるケースがあります。この場合、会社都合退職の場合と同様、失業保険の制度上大きなメリットがあるのです。, ただし、会社都合退職扱いにするためには、いじめ(パワハラ)の証拠をハローワークで提示する必要があります。, もしあなたが職場でのいじめ(パワハラ)で、精神疾患を発症してしまっている場合、労災認定してもらえる可能性もあります。, 精神疾患による労災認定については、厚生労働省が定める「精神疾患に関する過労自殺の認定基準」で定められています。, 精神疾患に関する過労自殺の認定基準とは、なんらかの精神疾患を発症した場合に、一定の基準を満たしていれば、労災認定されやすくなる基準のことです。, この基準によると、「ひどい嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」という場合に、心理的負荷の強度を「強」「中」「弱」の中で、「強」と判断して良いとされています。, という場合に、いじめ(パワハラ)が原因でも労災認定を受けることができるケースがあります。, ただし、この労災認定を受けるためには、よほど激しいいじめ(パワハラ)を長期間に渡って継続的に受けていたことを証明する必要があり、実際に認定を受けることができる可能性は低いようです。, これらの方法で証拠を残しておくことで、後から、会社から「退職することなんて聞いていない」などと言われても、意思表示したことを証明できるのです。 

2.4.1 安全配慮義務違反とは; 2.5 退職願は「一身上の都合」 2.6 転職面接での退職理由に職場いじめはng; 3 闘い(仕返し)よりも明るい未来を探す ➡非公開の求人も含め、あなたに最適の会社を発掘し紹介してくれる

東京弁護士会所属。東京大学法学部卒。『NHK あさイチ』のTV出演の他、『プレジデント』『ダイヤモンド・セレクト』などメディア掲載多数。QUEST法律事務所のHPはこちら。, 職場では毎日多くの時間を過ごすと思いますので、そこでいじめ(パワハラ)に合うと、辛く苦しい毎日になりますよね。そこで「退職したい」と思うのは当然のことです。, 結論から言えば、現在の職場でいじめられているなら、できるだけ早く退職してしまうことをおすすめします。, なぜなら、いじめ(パワハラ)による心理的な負担が溜まっていくと、自分でも気づかないうちに心を病み、重い精神疾患にかかってしまう可能性もあるからです。, 職場の環境は自分の力だけでは変えることは難しく、放っておくとより陰湿になることもあるため、いっそ環境を変えて、気持ちも入れ替て働いた方が自分のためになるでしょう。, ただし、いじめ(パワハラ)が起こるような職場なら、退職時にも「退職拒否」「嫌がらせ」などのトラブルが発生する可能性があります。, そのため、円滑かつ確実に、あなたが損しないように退職する手続きの流れを知っておくことが大事です。, そこでこの記事では、まずはあなたが職場を退職すべき理由と、不利にならないように退職する手続きの流れとポイントについて解説します。さらに、退職時にありがちなトラブルへの対処方法や、いじめ(パワハラ)加害者への「損害賠償請求」についてもご紹介します。, 職場でいじめられて、「毎日仕事に行くのが辛い」「会社を辞めようかな」「でも辞めてしまうのは逃げになるのかな」と思っているあなたは、すぐに退職の準備をはじめ、できるだけ早く退職することをおすすめします。, それより先に、具体的な退職の手続きの流れが知りたい場合は、2章から読んでください。, 職場でのいじめ(パワハラ)は、あなたの心を大きく傷つけるもので、その環境で働き続けることは大変大きなストレスになります。, 職場でのいじめ(パワハラ)に耐え続けるほどあなたの心には負荷が蓄積されていき、以下のような精神疾患を発症し、最悪の場合は自殺に至るリスクすらあります。, ストレス反応とは、誰もが感じる職場のストレスによる「イライラする」「眠らない」「頭痛・腹痛」「吐き気」「食欲低下」「集中力低下」などのことです。, 適応障害とは、特定の状況・出来事をとても辛く感じる精神疾患のことで、たとえば「職場に行くと憂鬱な気分になる」「不安でいっぱいになる」などの場合は、適応障害になっている可能性があります。, 普通の生活ができないほどの抑うつ気分・不安などがあり、職場を無断欠席してしまうなどの行動にも影響が出て来ます。, パニック障害とは、突然胸の苦しさ、吐き気、手足の震えなどの発作が起こり、発作への恐れから通常の生活が送れなくなる精神障害のことです。, 適応障害のように特定の状況で症状が出るのではなく、理由なく突然発作が起こるため、普段通りの生活を送ることがより難しくなります。, 気分障害とは「うつ病」「双極性障害」などのことです。うつ病とは、眠れない、食欲がない、何をごとも否定的に捉えてしまう、といった症状の精神疾患で、脳の機能に障害が起こっている状態です。, 双極性障害とは、うつ病の「うつ状態」に加えて、その対極である「躁状態」という症状を繰り返す精神疾患のことです。, うつ状態や躁状態になると、感情によって生活が大きく左右されてしまい、家族や友人などの周囲の人も、自分の行動に巻き込んでしまうことがあります。薬物治療が必要になることも多いようです。, 職場でのいじめ(パワハラ)に耐える生活を続けると、こうした精神疾患のリスクが高まり、気づかないうちに発症・悪化していく可能性があります。, 厚生労働省発表では、精神障害に関する請求件数は、平成28年度の1年間で1586件、支給決定件数は498件もありました。さらに、このうち自殺(未遂を含む)の件数は84件もありました。, いじめ(パワハラ)のストレスは、その職場でのいじめ(パワハラ)の激しさや、その環境にいる期間が長いほど、あなたの心を破壊していきます。, 人間関係を変えるのは大変大きなエネルギーのいることです。ましてや、あなたをいじめ(パワハラ)るような人がいる環境で、ただでさえストレスを抱えているのに、そこでの人間関係を変えるのは至難の技です。, 仮に一時的にいじめ(パワハラ)を止めさせることができたとしても、そう簡単にあなたをいじめていた人の「考え方」は変わりません。その職場にい続ければ、再びいじめに合うようになる可能性は大きいでしょう。, そのため、職場でいじめ(パワハラ)にあっている場合の最も確実な対処方法は、職場を変えて、人間関係も一から築いて行くことなのです。, たとえいじめられていたとしても、「突然勝手に会社に行かなくなる」ようなことは、やっていはいけません。, まず、退職時はできるだけ1ヶ月以上前に退職の意思を伝えることが必要です。普通の会社ならば、1ヶ月では期間が短いため、2ヶ月以上前に伝えておくとより良いです。, ただし、あなたの受けているいじめ(パワハラ)に上司なども加担している場合、退職の意思を早くから伝えておくと嫌がらせを受ける可能性もありますので注意してください。嫌がらせなどの対処方法については、3章で詳しく解説しています。 

自分一人で求人活動を進めた場合、頑張っても1~2社へのアプローチに終わってしまいますし、自分だけで労働条件や年収、勤務地の交渉までしなければいけません。 もしあなたが、何かのトラブルに巻き込まれている場合、ぜひ当メディアの記事を読んで法律の知識を付け、解決に向けた正しい行動ができることを願っています。. 多くの人は、「歯の浮くような... 意識していないのに、気がつくと職場なぜか職場のいじめ被害者となっている人がいます。 納得のいく転職先を見つけるのは難かしいため転職エージェントの活用が必須です。, ただし、転職エージェントによって特徴が違いますし、保有している求人の種類も違います。そのため複数の転職サイトを活用したほうが良いです。 退職の1ヶ月前、ないしは最低でも2週間前までに「退職届」を内容証明で送っていれば、会社から退職を拒否されていても、あなたは退職届に書いた日程に退職することが可能です。, しかし、会社は基本的に、社員に対して損害賠償請求できません。また、仮に請求できたとしても相当な減額がされます。, 「お前が辞めたら会社が忙しくなるから辞めさせない」「お前がやっていた仕事は誰がやることになるんだ」などと言われ、会社を辞められないというケースがあります。, しかし、そもそも雇用契約に盛り込まれていない理由で、社員に損害賠償請求することはできません。また、そもそも社員の都合で退職することに対して、違約金や損害賠償を求める契約を締結することは、法律上禁止されています。, このような理由で退職が拒否された場合も、「3-1」の対処方法と同様、1ヶ月前をめどに退職届を内容証明で会社に送り、引き継ぎをすれば、退職することが可能です。, 「会社の備品(運送業のトラックなどに多い)を壊したから、辞めるなら損害賠償請求する」と言われて、会社を辞められない、というのもよくあるケースです。, ただし、あなたが備品を壊してしまったとしても、通常は会社が保険に入っているため、あなた個人に請求されることはありません。, 会社が保険に入っていない場合は請求されることがありますが、労働者の業務上のミスに基づく損害賠償請求は、以下のように、過去の判例では制限されています。, 以上のように、退職時に会社から損害賠償請求されても、多額の賠償が必要になることは、ほとんどないのです。, しかし、このようないじめ(パワハラ)を受けても、きちんと退職手続きを行い、引き継ぎ作業も行なっているなら、あなたには一切非はありません。, あまりにも激しいいじめ(パワハラ)を受けているようでしたら、2章でお伝えした「失業保険の優遇」「労災認定の証拠」などに使えるように、全て証拠として記録しておきましょう。, これまでいじめ(パワハラ)で辛い思いをしてきたなら、このように考えることもあると思います。, いじめ(パワハラ)があったことを証明するためには、誰が見てもいじめ(パワハラ)だとわかる証拠が必要です。一回説教されただけや、単に飲み会に呼ばれなかっただけだと証拠として弱く、長期間にわたってこのようなことが行われないと、いじめ(パワハラ)があったと認定するのは難しいのです。, もう一つの理由が、「いじめ(パワハラ)」という言葉がぼんやりしているということです。例えば、このような行為はいじめ(パワハラ)にあたるか微妙になってきます。, いじめ(パワハラ)には大きな類型があるだけで、「これをしたらいじめ(パワハラ)」というはっきりとした基準があるわけではありません。そのため、裁判でいじめ(パワハラ)があったと認定することは難しいのです。, 会社でいじめ(パワハラ)を受けている場合、同時に会社でサービス残業させられていることもよくあります。そこで、退職後に会社に対して未払い残業代を請求してお金をもらうという方法もあるのです。, ※一月平均所定労働時間とは、会社から決められた月の平均労働時間のことで、170時間前後であることが多いです。, 実は、最近では多くの人が弁護士に依頼して、退職後に残業代を請求しています。残業代請求について詳しくは、以下の記事をご覧ください。, いじめには無理して耐える必要はありません。この記事の内容を参考に、現状を変える第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。, 会社がおかしい・不当ではないかと感じたら1人で悩まずに、残業代請求に強い弁護士に相談することをおすすめします。残業代の時効は2年なので、時効になる前に早めに行動することが大切です。, QUEST法律事務所へのご相談は無料です。当事務所では、電話・メール・郵送のみで残業代請求できます。ですので、全国どちらにお住まいの方でも対応可能です。お1人で悩まずに、まずは以下よりお気軽にご相談ください。, ※着手金無料、報酬は成功した場合のみ固定額30万円(税抜)に加え、一定割合の経済的利益(任意交渉の場合:18% 労働審判の場合:24%)となります。なお、労働審判・裁判にいたった場合、一部依頼者の負担になる実費(印紙代・郵券代・交通費・日当等)がございます。, 当メディア「クエストリーガルラボ」は、様々な法律トラブルから読者を救うために、法律の知識を最大限分かりやすく解説したメディアです。

2017/5/22 狭い環境の中で、毎日顔を合わせる人から、あからさ... ブラック企業が、辞めさせたい社員などを自主退職に追い込む方法として、難しい資格を取ることを強制してくることがあり... 職場のいじめやモラハラ、パワハラに耐えていると、誰もが精神状態が不安定になります。

➡応募予定の会社について内部情報を教えてくれる 一方転職エージェントに依頼すれば、完全無料で以下のようなメリットが得られます。, ➡自分では意識していなかった市場価値、強みを発見してくれる このような人は、なぜ攻撃するのでし... 職場いじめを受けていて、それを我慢しつづけていると、いずれ被害者の心と身体にひずみがでてしまいます。

職場とい... セクハラという言葉を知っていても、具体的にどのような言動がセクハラにあたるのかを理解しておかないと、知らないうち... パワハラ上司や怖い先輩など、すぐに怒ったりイライラしていたりする「感情的」な人が職場にいると、辛いものです。

... あなたは、「お世辞を言う人」を客観的に見ていて、どのように感じるでしょうか。

2017/3/23

今、... もし、あなたが職場で上司からパワハラを受けているなら、上司の横暴に辛い思いをしていると思います。

するまで?, いじめのターゲットが自分から他の人に移るまで?, 誰か助けてくれる人が現れるまで?.

弁護士 All Rights Reserved,Copyright(C)クエストリーガルラボCo.,Ltd. 職場を退職すべきだということは分かりました。では、スムーズに退職するためにはどうしたら良いでしょうか?, スムーズに退職するためには、正しい退職手続きの流れを知っておく必要がありますので、これから解説します。, なるほど。退職手続きの流れが分かりました。しかし、私が退職することが分かったら、職場の人から嫌がらせを受けたりしないか心配です。, そうですよね。それではこれから、退職時にありがちなトラブルへの対処方法について解説します。, もちろん請求することは可能ですが、いじめ(パワハラ)での損害賠償請求は難しい面もあります。これから詳しく解説しましょう。, 「毎日仕事に行くのが辛い」「会社を辞めようかな」「でも辞めてしまうのは逃げになるのかな」, 感情によって生活が大きく左右されてしまい、家族や友人などの周囲の人も、自分の行動に巻き込んでしまう, 有給休暇の申請を会社は原則断ることができませんので、堂々と申請してすべての日数を消化して、退職しましょう。, 離職票に「自己都合退職」と書かれていても、「会社都合退職」扱いにして、失業保険を有利に受給することができます。, 「ひどい嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」という場合に、心理的負荷の強度を「強」「中」「弱」の中で、「強」と判断して良いとされています。, よほど激しいいじめ(パワハラ)を長期間に渡って継続的に受けていたことを証明する必要, そもそも雇用契約に盛り込まれていない理由で、社員に損害賠償請求することはできません。, 労働者の業務上のミスに基づく損害賠償請求は、以下のように、過去の判例では制限されています。, 「いじめられているから」などネガティブな理由ではなく、ウソでも「やりたいことが見つかった」などポジティブな理由を伝える.

以下のページで優良な転職エージェントの特徴を解説しています。最適な転職エージェントに依頼することで、転職での失敗を防ぐことができます。, 転職エージェント選びを間違えると、転職で失敗してしまいます。それぞれの強みを把握して、あなたに最適な転職エージェントを選びましょう。, 転職を成功させるためには、転職エージェントを最有効に活用するべきです。具体的にどのように利用すべきかを解説しています。, 私も転職エージェントを活用して転職をした経験があります。30代半ば、子持ちの不利な状態から、好条件での転職に成功した実際の体験談です。. ➡面接日から入社時期まで調整してもらえるので楽 職場のいじめ・ハラスメント, 職場でいじめられている人や、パワハラやモラハラ被害に遭っていて辛い人は、会社を辞めることも検討しているでしょう。, 狭い空間でいつまでもいじめに耐えていたら、いつ心の病になってしまうかわかりません。, 職場イジメが原因で辞める人は、退職後の失業保険の受給や、今後の転職活動で不利にならないように、計画的に退職しましょう。, 今回は、職場イジメ、モラハラが辛くて退職する人が、一番有利になる辞め方について解説します。, あなたがもし、以下のようなことを職場の誰かにされているのであれば、職場いじめの被害にあっているといえます。, 信じられないことに、上記のような子どもじみた職場いじめが放置されている職場があります。, 特定の加害者だけが行っているということもありますが、多くは職場環境自体がいじめやモラハラを生み、放置しやすい状態になっているのです。, 経済的な事情があってその職場に居続けなければいけない人は、仕方ありませんから、我慢するか闘うかを考える必要があります。, しかし、このような職場にて加害行為をやめさせるよう努力するより、異動したり転職したりして新たな職場環境を手に入れた方が生産的です。, なぜなら、いじめの加害者は、人格障害を持つ人もいる上に、非常に性格が未熟で、改善することはあまり期待できないからです。, さらに、職場環境の改善を求めても、会社側は、職場いじめなど、労働者同士の個人的トラブルとみなして、本気で対応しようとは考えません。, そのため、どうしてもその会社にしがみつく必要がある人以外は、新たな場所に身を置くことを考えるのも一つの方法です。, また、「職場いじめなんて、どこでもあるよ」「職場いじめやモラハラなんて、当たり前にあるよ」という意見も聞かれます。, 職場いじめは、「いじめが起きやすい会社の風土」および「人をいじめやすい人格を持つ人」の両方がそろって、初めて発生するものです。, 会社の経営陣や人事部門の監督者が真面目に会社を運営しているのであれば、職場環境をある程度整えているものだからです。, 自社を大事にし、まともな会社運営をしていれば、いじめが起きているのにそれを放置するような風土にはしません。, そのため、どこへ行っても職場いじめはあると思いこんで、今の職場に耐え続ける必要はありません。, 職場いじめの被害を受けている人のなかには、何とか相手(加害者)を変えようと努力をする人がいます。, とても勇敢だと思いますし、その人に自信とテクニックがあれば、いじめの加害者も変化していくでしょう。, しかし、現在職場いじめのターゲットになっている人にとって、いじめの加害者を悔い改めさせることは至難の業だと思います。, もともと職場いじめの加害者になりやすい人は、人格そのものが偏っていることがあります。, 共感性や倫理観にも乏しく、他人からのアプローチで変化していくことは期待できません。, 自分が変わることで相手が変わったように見えることはありますが、根本的に変化させることは難しいと考えてください。, また、職場という狭い環境の中で、毎日いじめを受けていたら、高い確率でうつ病などの精神疾患に罹ってしまいます。, 職場でのうつ病発症に関するある調査では、働く人でうつ病になった人のうち、5割以上が「人間関係が原因となるもの」とあげました。, もちろんすべてに職場いじめがあったとはいえませんが、職場の人間関係の問題がこじれたまま放置したり我慢し続けたりすると、うつ病に罹るリスクは高くなるといえます。, うつ病は、再燃(治っても、再度症状がぶりかえすこと)の危険性も高いので、いつまでたっても完治せず治療を続けているという人も多い病気です。, そのため、職場いじめに悩んでいたとしても、まだうつ病や適応障害に罹っていないうちに、しかるべき選択をした方が良いのです。, 職場いじめが辛くて辞めるにしても、何もせずに黙って辞めるのは悔しいしあまりにも不利です。, 退職したあとに、失業手当をしっかりもらい、転職活動の際に困らないように準備して、計画的に退職をしましょう。, 職場いじめをされて、やむなく退職をする人の多くは、「この退職を会社の責任にしたい」と考えると思います。, かといって、会社側に訴訟を起こすとか加害者に謝罪させるというほどまで行かない場合は、せめて退職理由を自己都合ではなく会社都合退職にしたいと思うかもしれません。, 会社都合退職が認められれば、雇用保険の失業手当が優遇され、3か月間の給付制限期間なく受給できるからです。, 会社側に、あなたの退職を会社都合退職であると認めさせるには大変な労力がかかります。, さらに、会社に職場いじめなどの問題があり、それを放置しているということを公的に認めることになってしまうため、会社はあなたの訴えを必死で否定してくるでしょう。, 職場いじめの加害者と共謀して、「そんな事実はなかった」と強弁される可能性も十分にあります。, そのため、会社都合退職扱いにするためには、とても大変な争いになる可能性があるといえます。, もし、退職が会社都合退職であると認めてもらったとしたら、転職活動の際応募企業に送る履歴書には、前職の退職を「会社都合退職」と書かなければならなくなります。, 会社都合退職と書いて提出すれば、転職面接では「会社都合とは、倒産ですか?整理解雇ですか?事情を教えてください」と聞かれるはずです。, そのとき、「職場いじめにあっていたから辞めました。退職の時には、会社側に交渉して会社都合退職にしてもらいました」と答えることになると思います。, しかし、このように、職場いじめなどで前職を退職した人を、採用側の会社は敬遠するでしょう。, 人間関係で問題があって、会社都合退職にまで発展させて辞める人は、会社側から見れば不安な人材だからです。, そのため、厳密にいえば会社の風土が悪くいじめが原因で辞めたので「会社都合退職」ではありますが、ここでは会社都合退職にこだわる必要はないと考えてください。, 会社都合退職にするメリットは、雇用保険の失業の給付が手厚いということだけではないでしょうか。, そう考えれば、たとえ会社都合退職ではない人であっても、職場いじめが辛くて辞めたことをハローワークに相談すれば「特定受給資格者」として会社都合退職の人と同じような補償を得られます。, 職場いじめが原因であっても、自己都合退職扱いで辞めてから、ハローワークで特定受給資格者に認めてもらえば、会社都合退職の人と同じ手厚い給付を受けられます。, このような人は、たとえ自己都合扱いで退職していたとしても、ハローワークで審査のうえ、会社都合で辞めた人と同じ扱いがされるということです。, その際に、「上司、同僚等からの故意の排斥または著しい冷遇もしくは嫌がらせを受けたことによって離職した」ということが、はっきりと判別できる証拠があると、スムーズに審査が通ります。, 職場いじめが原因で退職したことがわかる証拠物とは、例えばボイスレコーダーで嫌がらせを受けている様子を録音しておくとか、嫌がらせメールのコピーなどです。, また、いつ、だれに、どのような悪口を言われたのか、メモをしておくだけでも証拠として扱ってもらえることもあります。, ただ、具体的にどう対応してくれるかは、各ハローワークの対応力によってさまざまで、各担当者の力量によっても差があるようですから一概に言えません。, ただ、最近のハローワークの職員は職場いじめやパワハラに詳しい人が多いですから、退職前に一度相談に行くと、どのような証拠物があると良いといったことを教えてもらえます。, やはり具体的な証拠がある方が審査がスムーズですから、退職を決意しているのであれば、なるべくいじめの事実を証拠として残すように努力してください。, 辞めるつもりがないところで職場いじめを告発すると、いじめがエスカレートしてますます会社に居辛くなるケースが大変多いです。, しかし、もう辞めると決意したのなら、何も言わずに泣き寝入りのように退職するのも腹が立ちます。, そのときのためにも、退職前に職場いじめがあったという事実だけは、会社側に報告書という形で提出しましょう。, 私は、平成〇年〇月~〇月〇日に至るまで、〇〇部〇〇課の〇〇さん(加害者)より、下記のような行為を執拗に受け続けてまいりました。, この行為によって、職場で安全に働く権利を害され、この度退職を決意するに至りました。, 今後このような職場でのいじめやいやがらせが起こることなく、安全配慮義務を履行されることを強く希望いたします。, 4、メールの文末に「期日内に完了しなければ、懲戒ですね」など、権限もないのに懲戒権ちらつかせ脅された, 今後、加害者や会社側を相手に訴訟を起こしたいと考えている人は、こういった文書に証拠物(メール文など)を添付して、内容証明郵便にて郵送しましょう。, 会社には、社員が心身共に安全に働けるように配慮しなければならないという法的義務があります。, 使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。, そのため、本来なら会社は、職場いじめなどがあるのなら放置せずに、安全に働くための配慮をしなければなりません。, もしあなたに勇気があるなら、退職する前に会社側にこのような申告をして、職場環境を変えてもらえるように交渉することもできます。, 社員から、職場でいじめを受けていると申告を受けた会社は、それを放置すると法的にとがめられる可能性があるため、いじめをなくすために動いてくれるかもしれません。, ただ、法的にはそうなっていても、会社側は職場いじめを、労働者同士の子どもじみたケンカとしか捉えないのが実情です。, 人事部門の責任者に、労務管理の知恵がありそうな人がいたら、事前に相談するのも良いかもしれません。, 職場いじめが原因で退職を決意しても、退職願を書くときは「一身上の都合」にとどめておきましょう。, 退職したあとは、新たな気持ちでぜひ転職活動をして、きちんとした会社を探してください。, その際には、職場いじめやモラハラの被害に遭っていたから辞めたということは絶対に話してはいけません。, まだ日本の会社は職場いじめやモラハラは、労働者同士の人間関係トラブルとひとくくりに判断する傾向があるからです。, そのため、どれほど辛い目にあっていたか、どんなひどい行為を耐え忍んできたかといったことを話したい気持ちはわかりますが、ぐっとこらえて、退職理由は別のことを述べてください。, ここでは正直に話せないので、若干不自然な退職理由になってしまうかもしれませんが、仕方ありません。, 人間トラブルで辞めた人と思われるよりは良いですから、「キャリアアップを目指しています」「やりたいことを極めたいと考えたため」などの一般的な退職理由を考えておきましょう。, 被害を受けた人は、加害者に謝らせたいとか会社側に責任を取って欲しいと思うと思います。, その気持ちが強いのであれば、労力はかかりますが、闘いの道を選んでもいいかもしれません。, しかし、そこまでではない場合は、仕返しにパワーを使うよりも、明るい未来に歩みだせるように準備したほうが良いのではないでしょうか。, 新しい会社を探すようにしたり、資格を取る勉強を始めたりして、少しでも前へ進むようにしてください。, いじめやモラハラの加害者は、誰かをいじめていないと自分の居場所がなくなるように感じている、小心者です。, 意味のない闘いはやめて、自分らしい道を歩み始める方へフォーカスしてほしいと思います。, 現在、ほとんどの人が転職をするとき、転職エージェントを活用します。